記録と日常

学びと活動とつぶやきと。

家族が手術を受けることになり…

先日、父親から「手術を受けることになったから、母親のフォローを頼む」と電話をもらいました。私は事実は事実として受け止め、どう対処するか合理的に考える性格で大騒ぎするタイプではないので、心配ながらも淡々と受け止めました。ですが、母は違いまして。心配で心配でたまらなくなり不安に押しつぶされ、やがては悲しくなり沈み込んでしまうのです。普段は勝気なんですけどね。

そういう母と娘なので、心を通い合わせるのは結構難しくて、私は母の望むような受け答えが、終ぞ、できません。

 

 

さて、昨年、対話型鑑賞のアートコミュニケ―ター研修を受けた時に、「確認型応答」と「反応型応答」という考え方について習っていました。

 

sasorizano.hatenablog.com

 

そのときには、なるほど~程度に終わって実生活にはいかせておらず、また対話型~の研修でも美術鑑賞のほうに注目してしまっていてなかば忘れかけていました。ところがちょうど先週、こちらの会話法を考案された方から「紹介ありがとうございます」とブログにコメントをいただきました。それで改めて研修の資料を読み返して、いまこそ、この会話法を活かす時だ!なんとタイムリーな啓示、母の気持ちを受け止めるためには、こういう姿勢で臨んだら無用な誤解を生まないだろうという気持ちになりました。

 

対話法の本家サイトはこちら。

taiwahou.com

 

普段のたわいもない会話では、意識する必要はないけれど、相談事や悩みを打ち明けられたときは、ただ無意識に共感を示すのではなく、自分と相手は違う人間で、思いは違うかもしれないということを念頭におくことが肝要。心にメモっておくべし、です。