記録と日常

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【人間と文化】博物館教育論

今学期、もっとも力を入れて取り組んだ(つもり)の博物館教育論。

博物館教育論 (放送大学教材)

博物館教育論 (放送大学教材)

 

 

単位認定試験では、手ごたえがさっぱり。12問中8問で合格だなぁと思って、確実に正解していそうな問題を数えてみればどうも7問か8問か。微妙。試験が終わって、テキストを確認したら、迷った問題はことごとく不正解な感じ。これは落ちたと意気消沈で、次の「博物館経営論」を受検。こちらはまぁまぁ大丈夫そうだったけど「教育論」でうけたダメージに打ちひしがれ、近くで開催されていた展覧会をみて気持ちをリフレッシュさせて帰宅したのでした。

 

過去問が公開されたので、テキストと前の過去問を見ながら復習してみました。やりなおしなのに、自分の解答は覚えてないし、えらく時間がかかってしまいました。成績は「B」。予想よりはできてたみたい?

 

「博物館教育論」の試験は、ひっかけが多い!出題箇所は毎回ほぼ同じで選択肢の文章もそっくりそのままのものも多い。法律の条文の番号は同じだけど、法律の名前が違っててこれあってる?間違ってる?教育基本法?社会教育法? 過去問では、条文の番号が正誤の対象だったから覚えてないよぅ、他の選択肢と迷って選べなくなるパターン。(この問題はあってた、たまたま)試験対策は、過去問2~3期分+通信添削課題をテキストを見ながら出題問題の正誤をたしかめつつ、選択肢にあがった箇所について1つずつテキストを再読というスタイルでやってきました。もう少し前倒しで、通信課題や過去問に取り組めたらいいなぁ。

 

 この科目がよかったのは、横浜美術館学芸員である端山聡子さんが担当だったこと。

 

端山さんは、横浜へ行く前は、平塚市美術館の学芸員で美術館教育の世界ではカリスマの一人。平塚は、博物館も美術館も開館当初から市民参加型のプロジェクトを展開してて、このテキストにも平塚の事例が出てきます。テキストを読み、実際に平塚市美術館の方からも、端山さんの仕事ぶりを詳しくお聞きしたこともあり、理解を深めました。お話をしてくださった学芸員の方は、学芸員になりたての頃、美術館という器のなかで市民が自主的に企画したワークショップを開くというスタイル、そのパワーに感銘を受け、今の活動に繋がっているとおっしゃっていました。こういう話を聞いてから、アンテナ立てて、FacebookTwitter学芸員さんや美術関係者のアカウントを覗くと、20年30年、彼らが創意工夫してきて美術館はとても開かれた教育の場、市民の活動の場になったんだということが見えてきて、今があるということが実感しています。