記録と日常

学びと活動とつぶやきと。

「永遠のソール・ライター」展

本日…放送大学の単位認定試験でした。合格点が取れる程度には出来ると思って受験した「博物館教育論」がまさかの落単かも…

意気消沈。気持ちの整理がつかないまま帰宅するのもツライので、ソール・ライターの作品見て心を鎮めて来ました。

www.bunkamura.co.jp

ソールライター、恥ずかしながら全然知らなくて。

写真ってどうしても被写体が気になってしまって、写真そのものの良さってよくわからなかったのですが、ソールライター、いいね!
ニューヨークの風景、人物を写したお洒落な雰囲気の写真で、ファッション誌や『ハーパー・バザー』などの雑誌にも多く掲載されていたもの。雨や雪の日の写真が印象的。写真家が見てるもの、見えているものに共感できる。そうそう、そんな風に見えるときあるよなぁ、とか。私が気になったのは、ドア、窓、傘、軒先の庇の陰から覗き見えた風景を切り取った写真。結露したガラス越しに写した人物。ガラスや鏡の作用を駆使して表現方法にこだわったセルフポートレート。展覧会の構成で、そういう部分が特にフォーカスされて浮かび上がっていたのかなと思いましたが、ソール・ライターという人物をもっと知りたい、という展覧会でした。

そしてこのビデオも見たい!

展示壁面に、書かれているソール・ライターの言葉が刺さるのです。
この人、どんな人なのかなと興味を惹かれます。

I think that mysterious things happen in familiar places.
We don't always need to run to the other end of the world.

(訳)神秘的なことは、馴染み深い場所で起こる。
なにも、世界の裏側まで行く必要はないのだ。

We live in a world full of expectations,
and if you have the courage you ignore the expectations.
And you look forward to trouble.

(訳)世界は他人への期待に満ちている。
期待を無視する勇気があれば、
面倒を楽しむこともできる。