記録と日常

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【人間と文化】博物館概論

「博物館概論(’19)」は、「(’11)」に代わって、リニューアル。

単位認定試験にあたっては、(’11)の過去問を参照しましたが、これまで印刷教材、ノートの持込可だったのが、今講座から持込不可に・・・( ノД`)シクシク…

問題の傾向は、それほど変わってなかったので、放送授業を一通り視聴、印刷教材を読んでおけば平均点並みにはできたと思います。

 

放送大学の「博物館学」主任講師は文化人類学が専門の稲村哲也先生です。講義の中心も、民族博物館関連が多い。美術系で勉強してきた自分にはなじみのないことばかりで、最初こそなじめなかったが、教育論の大高先生や保存修復畑の本田先生、東博の井上先生、民博の吉田先生が講義をかわるがわる担当、地方博物館の学芸員の話が要所要所で挟まり、見続けるうちには、博物館って結構面白いじゃん、子どもと行ってみたーい、くらいには興味をもちました。この後、受講する各論が楽しみです。

 

さて、「博物館概論」は学芸員資格を取るのに必修な科目です。ただし、放送大学では資格はとれません。放送大学では、、、大卒で、資格取得に必要な単位を取り逃した人向けに各種講義を開講していますよ、という位置づけ。必修の博物館実習は、開講していないので実習させてくれる大学を自力で探さないといけません。放送大学の学生なら受け入れますよ、という大学を放送大学でも案内していますが、定員は少ないそうですし、場合によっては受講可能な大学が遠方なので、この資格を一から勉強する人には放送大学は難しいです。公務員とかで、美術館博物館に配属されて、必要に迫られて取得するとか、そういうニーズがあるのですかね。

 

ちなみに、放送大学の科目群履修認証制度(エキスパート)・芸術系博物館プランの認証を得るのには、学芸員資格に必要な科目を全部勉強する必要はありません。個人的には学芸員資格取得に必要な「生涯学習を考える」という科目に興味があるのですが、芸術系~プランには含まれていません。受講を迷うところです。歴史系博物館プランでは含まれているので受けておいてみていいかな。それとは別に、「著作権法」(学芸員資格には不要科目)がエキスパートでは必修。なんでなんだろう・・・単位認定試験で教材と六法持込可、となっていてどれだけ難しいのか・・・びびってます。